40代から50代女性の美容と心の悩み、原因と解消法

いつまでも若々しい容姿と柔軟な気持ちを持ち続けたいと願うのが女性です。ところが、鏡の中の自分を見てガッカリ。年をとった姿にすっかり落ち込んでしまい、なぜか涙までポロリ。そのような美容や心にまつわる悩みを集めましたので、その原因と解決法を見つけていきましょう。

白髪・抜け毛・細毛

(原因)

白髪の原因は頭皮にある色素細胞機能の低下、細毛の原因は毛根で作られるたんぱく質がなんらかの理由で不足するようになるからです。それらの原因のメカニズムについてはまだ解明されていない部分が多いのですが、加齢によって血流が悪くなることと、頭皮の萎縮がかかわっていることは確かです。また更年期のストレスが原因で脱毛が出ることもあります。

(解決法)

髪や頭皮は、たんぱく質でできていますので、肉や魚、大豆の摂取は大切です。たんぱく質の生成に必須なビタミンCを含む食材も一緒にとるようにしてください。また、頭皮の血行を促せば、血管を通じて必要な栄養素を隅々まで届けることができます。半身浴で全身の血流をよくしてから、頭皮に優しくマッサージをくわえるようにすると、ストレスの軽減にもつながります。

肌と同じく、髪の毛や頭皮にも紫外線は大敵です。外出のときは、しっかりとUV対策をとることが賢明です。

シワ・たるみ

(原因)

更年期になると女性ホルモンのエストロゲンが減ります。コラーゲンの形成や水分保持力に重要な役割を持つエストロゲンが減ると、弾力を失い、乾燥しやすい肌へと変わっていきます。そこへ、老化や紫外線の刺激が加わることで、乾燥はより進行し、シワやたるみとなっていくのです。

(解決法)

シワやたるみの前兆が現れたら、早めのケアが大切です。適切なお手入れで老化のスピードを抑えましょう。乾燥対策には、十分な保湿が必要になってきますので、洗顔後は化粧水をたっぷりつかって保湿、そのあとは乳液やクリームで水分を閉じ込めましょう。また、紫外線を浴びないように徹底してください。保湿効果もある日焼け止めを塗り、日傘や、帽子もつけて、肌を守るようにしましょう。

肥満

(原因)

年を取ると筋肉が減るので基礎代謝量が落ち、エネルギーを効率よく燃焼できなくなってきます。そうなると、自然に太りやすい体質へと変わり、放置すれば肥満となっていくのです。女性ホルモンのエストロゲンはコレステロールの調整を担っているのですが、これが更年期により減ってくると、悪玉コレステロールは上昇、内臓に脂肪がつき始めます。

(解決法)

まずは、食べる量の見直しをしましょう。若い時と同じ食事を続けていたら、体重は増え続けてしまいます。たんぱく質や、ビタミン、ミネラルはしっかりとりながらも、脂質や糖質の摂取を控えます。カロリーが少なめの植物繊維を多くとれば、便秘も解消するのでおすすめです。

次に運動です。筋肉量が増えれば、基礎代謝量は増えます。下半身には大きな筋肉がありますので、それを動かす運動を続ければダイエットの効果が出てくるはずです。水泳や、ウォーキング、スクワットがいいでしょう。

しみ・くすみ

(原因)加齢でコラーゲンの減少が起こると、肌にハリがなくなり、くすんだ印象になります。また血行不良で毛細血管に血液が行き渡らなくなることも、肌の色をくすませてしまう原因です。シミは新陳代謝のサイクルの乱れにより発生します。紫外線を浴びるとメラノサイトという細胞がメラニン色素というシミの元を作ります。新陳代謝が活発に行われていれば、できてしまったメラニン色素も細胞とともにはがれ落ちますが、代謝が滞ると残ったまま沈着し、シミとなるのです。

(解決法)

肌へのダメージが大きい紫外線をブロックすることが大事です。保湿ケアした肌に日焼け止めをしっかりと塗り、UV効果の高いファンデーションでカバーしてください。UVカット効果のあるサングラスは目から侵入してくる紫外線を防いでくれるので、日傘や帽子と一緒に使いましょう。シミの予防にはビタミンC、できてしまったシミへはビタミンAが効果的です。ビタミンAは新陳代謝を促して新しい細胞を作ってくれます。くすみへの効果が高いのは、血行を促すビタミンEです。ナッツやオリーブオイルに多く含まれています。

口臭・ドライマウス

(原因)

更年期を迎えると、唾液の分泌も減り始めます。口内の乾燥が進むとドライマウスと呼ばれるようになり、口の中がヒリつき、飲み込みが悪くなる、しゃべりにくくなるといった症状が出てきます。

また浄化作用がある唾液が減ることで、殺菌が増え、虫歯の原因になるほか、口臭が気になるようにもなります。

(解決法)唾液を出すには、よく噛むことです。あごの筋肉を動かせば、唾液腺が刺激されるので、ドライマウスで困っている人は普段からガムを噛むようにすると症状が軽減するでしょう。唾液腺はあごの下にあるので、そこを刺激し唾液を出すマッサージもあります。

記憶力の低下

(原因)

人の記憶や学習能力は、シナプス伝達の働きによって維持されています。

年を重ねるとその働きが弱まり、多少、記憶力が低下してしまうことは仕方がないことですが、更年期にかかり女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、記憶力の低下に拍車がかかってしまいます。

(解決法)

仕事や人間関係の悩みで脳を使っていると、それだけで脳内がいっぱいになり疲労してしまいます。ときには長い休暇を取り、ストレスから離れて脳を休ませましょう。青魚に多く含まれるEPAとDHAは、シプナスの老化を防ぐ効果があり動脈硬化を防ぐこともできます。イワシやサンマを食事メニューに積極的に取り入れるだけで、物忘れがひどくなるのを防げるようになります。物忘れに対応した習慣をつけていきましょう。いつも使うものは定位置を決めておく、何かあればすぐにメモを取るようにするなどです。携帯には物忘れ防止に役立つような便利な機能もありますので、自分に合う方法で利用してみてはいかがでしょうか。

イライラ・気分の落ち込み

(原因)

すぐにイライラし怒りを感じる、理由のない不安感があり憂鬱になるといった気持ちのゆらぎは、更年期を迎えた女性の大きな悩みです。原因はやはり、女性ホルモン、エストロゲンの減少で、分泌量が低下することにより、気持ちのコントロールが難しくなります。またこの年代は、子どもの巣立ちや親の介護などで環境が激しく変化するので抱えるストレスは増え、ますます心が不安定になっていくのです。

(解決法)

牛乳やチーズなどに含まれるカルシウムには、気持ちを安定させる作用があります。牛乳を毎朝飲むなどして定期的に補充しましょう。セロトニンは、幸福感の増す作用があるホルモンです。おいしいものを食べたり、朝日を浴びたりすると分泌され、ストレスの解消に一役買ってくれます。気のおけない友人をさそい、話題のランチを食べに出かけたり、ウォーキングをしたりしてセロトニンを多く出すような生活を意識しましょう。

また、アロマテラピーも心の安定を図るには効果があります。鎮静効果のあるラベンダー、甘さと苦みの香りで疲れた心をいやすネロリ、など様々な種類のものが揃っていますので、症状に合わせて使ってみてはいかがでしょうか。

さいごに

女性は、真面目で頑張り屋の人が多いので、不調を感じていても無理をしがちです。40代50代は体の変化も大きく、無理を続けるとあとで困ることにもなりかねません。年を取ること、更年期の症状を経験することは辛いですが、明るい気持ちで乗り越えていきましょう。