40代から50代女性の体の悩み、原因と解消法 パート2

「定期的に美容院へ通い、毎日のウォーキングとダイエットをがんばっています。流行を意識したコーディネートで出かければ、実際の年齢より若く見られ、ちょっと自慢です。」 街を歩けば、そう話してくれそうなすてきな女性をたくさん見かけます。ですが、どんなに身ぎれいにしている人であっても、年をとれば体に変化は起きてくるもの。いくつかの悩みを持っていても不思議ではありません。40代50代の女性を困らせる悩みについて、その原因をさぐり、解決方法を書いていきます。

体がほてる、のぼせる、多汗、ホットフラッシュ

(原因)
突然カーッとなり、汗が噴き出す。夜中にたくさんの汗をかいて目が覚める。いわゆる「ホットフラッシュ」と呼ばれている症状で、前ぶれのない大量の汗が特徴です。
女性ホルモンの大きな減少により、自律神経が不安定になってしまったことが原因です。自律神経が乱れると、血管の拡張・収縮がうまく機能しなくなり、急にほてったり、顔は熱くて真っ赤になっているのに、下半身は冷え切っているというような状態になったりもします。大量の発汗も、そのような体温調節の不具合で起こります。
(解決法)
ホットフラッシュは、時期がくれば自然と治まるものなので、慌てて対処していく必要はありません。ですが、人が集まるところで、不自然なほど汗をかいてしまったり、顔が赤くなったりしたらと考えると、外出がおっくうになることもあるでしょう。ホットフラッシュに備えて少し工夫してみましょう。まずは、体温調整のきく服装を心掛け、ストールやカーディガンをいつも持ち歩くと安心です。汗が噴き出して、服にシミをつくるのが気になるのでしたら、吸水、速乾性に優れた肌着が、たくさん発売されていますので、そういったものを選ぶといいです。熱くなり汗をかいたからといって、体を冷やすようなつめたい飲み物も避けたほうがいいです。温かいものを選ぶか、生姜など、体を温める作用のある成分入りのものをとるようにしてください。

目の疲れ、かすみ・視力の衰え・ドライアイ

(原因)
眼球はたくさんの筋肉に支えられて動いています。目が疲れやすくなるのは、その筋肉が年をとることにより弱まるからです。また、目にはレンズの役割をする水晶体というものがあります。その水晶体を形作るコラーゲンは、加齢により減少し、硬くなります。すると、レンズの調整がしにくくなり、それが老眼のはじまりとなるのです。
ドライアイは、涙の分泌量の減少が原因であることが多いです。目の表面を覆う水分が減り、乾く、疲れやすい、ゴロゴロするというつらい症状が出てくるのです。
(解決法)
目が見えにくくなったと思ったら、まずは老眼鏡を試してみてください。かけ始めることに抵抗がある方も多いようですが、自分の視力に合ったものをかければ、目の調子は飛躍的に上がります。眼精疲労には目のまわりの筋肉をほぐすのが効果的です。よいツボが点在していますので調べてみてはどうでしょう。蒸しタオルで数分温めてから、優しく指先を使い、マッサージするといいです。他には、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCは目によい効果をもたらします。それらが入った食べものを積極的にとることで改善が促されます。食材からだけではなく、そういった成分の入った目薬もありますので、疲れたな、と感じたら小まめに点眼することを心掛けてください。

めまい・ふらつき・耳鳴り

(原因)
急にクラクラと襲ってくるめまい、「キーン」と聞こえる耳鳴り、そういった症状を引き起こす原因には、二つのことが考えられます。一つは女性ホルモン・エストロゲンが急激に減ることによる自律神経の乱れ、もう一つには加齢による感覚器官の変化によるものです。これらの原因に、疲労や、睡眠不足、ストレスが引き金となって、ある日突然出現するのです。めまいには、一瞬ふわっと浮いたような感じのする「浮動性のめまい」とグルグルと目が回る「回転性のめまい」があり、めまいとともに、耳鳴りが出てくることもあります。
(解決法)
めまいを感じたら、慌てず座り込むなどして、まずは安全で楽な姿勢をとってください。その後はベッドで横になり、安静にしてしっかりと休みましょう。
めまい、ふらつきは、血圧異常で起こりやすくなります。暴飲暴食は避け、塩分控えめのメニューを意識することをおすすめします。血液をサラサラにする食べ物としては青魚、自律神経のバランスを整える食材には、ビタミンEを多く含むアーモンド、かぼちゃなどは栄養も豊富なので、積極的にとりましょう。
めまい、耳鳴りの症状の多くは更年期特有のもので、時期が過ぎれば自然と治まることが多いです。ですので、普段からストレスをためないように過労や疲労を避け、気楽な気持ちで乗り切っていきましょう。

肌のかゆみ・皮膚炎

(原因)
更年期に近づくと女性ホルモンのエストロゲンは減少し始めます。エストロゲンはコラーゲンや水分量を増やす役割を担っていますので、これが減ることにより肌の弾力や水分保持力が下がることになります。そうしますと、肌表面にあるきめに乱れが出てバリア機能が低下、一気に敏感肌に近づくのです。バリア機能が弱まると、些細な刺激でかゆみなどの肌トラブルが起こりやすくなります。かきむしると肌の表面が傷つき、余計にかゆみが広がるという悪循環に陥ることになりますので、早めの対処が重要になります。
(解決法)
敏感になってしまった肌はとてもデリケートです。入浴では、熱い湯に入ったり石鹸を使ったりしますと、肌を保護する皮脂を余計に落としてしまうので、ぬるめの湯で軽く流す程度にしましょう。敏感肌用の薬用成分入りの入浴剤はおすすめです。風呂上りは、保湿することを最優先にしてください。タオルで水分をふき取ったら、ビタミンB2、ビタミンB6配合のクリームをしっかり塗り込むことが大事です。紫外線は肌を老化させるばかりでなく、乾燥を進めますので、外出時には日焼け止めクリームで完璧なUVケアをしておきましょう。曇りの日も紫外線は降り注いでいますので、日焼け止めクリームを塗るだけではなく、日傘、帽子、手袋も使うことでよりお肌を守ることができます。

頻尿・尿もれ

(原因)
人に打ち明けにくい悩みに、尿に関係したものが多くあります。頻尿や、くしゃみをしたはずみの尿もれ、急に尿意を感じ慌ててトイレに駆け込むが、間に合わずもらしてしまうなどといったものです。尿の問題には、二つの原因が考えられます。一つ目は、加齢によって尿道付近の筋肉の骨盤底筋が衰えること、もう一つは、自律神経の乱れです。自律神経がうまく働かなくなると、膀胱が過度に収縮してしまったり、尿道や膀胱内粘膜の萎縮により膀胱内の尿が少なくても、強い尿意を感じてしまったりするのです。
(解決法)
まずは、尿道付近にある骨盤底筋を鍛える体操から始めましょう。膣と肛門を10秒間締め、すぐに脱力。これを10セット繰り返すのみです。いつでも、どのような姿勢で行ってもいいので、ちょっとした休憩時間などに簡単にできます。
尿の問題で一番困るのは、外出したときでしょう。あらかじめ、外出先のトイレや次のトイレまでの移動時間を確認しておくと焦りがなくなります。
現在は、さまざまなタイプの尿もれ専用パッドや消臭効果がある下着がありますので、積極的に活用しましょう。

いくつかの悩みについて調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?デリケートな要素を含む悩みもありましたが、今はそのような悩みを軽減させてくれるようなグッズもたくさん市販されています。ぜひ試してみましょう。